持続化補助金でウェブサイト制作費は使える?上限(1/4)と注意点を解説
持続化補助金のウェブサイト関連費は補助金交付額の1/4が上限。1/4制限の計算方法、対象となる経費の具体例、上限を最大限活用するコツ、よくある間違いを詳しく解説します。
持続化補助金を使ってホームページやECサイトを制作したいと考える事業者は非常に多いですが、ウェブサイト関連費には「補助金交付額の1/4」という上限が設けられています。
この制限を正しく理解しないと、「思ったより補助が出なかった」という事態になりかねません。本記事では、ウェブサイト関連費のルールを計算例付きで詳しく解説します。
ウェブサイト関連費とは
持続化補助金における「ウェブサイト関連費」は、以下の費用が該当します:
- ホームページの新規作成・リニューアル費用
- ECサイトの構築・運用費用
- ランディングページ(LP)の制作費用
- SNS広告・リスティング広告等のウェブ広告費用
- SEO対策費用
- ウェブシステム開発費用(予約システム、顧客管理等)
- 動画制作費(ウェブ配信を目的とするもの)
- ドメイン取得・サーバー費用
1/4上限の計算方法
通常枠(補助上限50万円)の場合
| 項目 | 金額 | |------|------| | 補助対象経費合計 | 75万円 | | 補助率 2/3 | 50万円(上限) | | ウェブサイト関連費の上限 | 12.5万円(50万円の1/4) |
つまり、通常枠ではウェブサイト関連費に使えるのは最大12.5万円です。
賃金引上げ枠(補助上限200万円)の場合
| 項目 | 金額 | |------|------| | 補助対象経費合計 | 300万円 | | 補助率 2/3 | 200万円(上限) | | ウェブサイト関連費の上限 | 50万円(200万円の1/4) |
賃金引上げ枠なら最大50万円をウェブサイト関連費に充てることができます。
重要な注意点
ウェブサイト関連費のみでの申請は不可です。必ず他の経費カテゴリ(広報費、展示会出展費、機械装置費等)と組み合わせて申請する必要があります。何がウェブサイト関連費に含まれるか(具体例)
ウェブサイト関連費に該当するもの
- ホームページ制作費: 30万円 → ウェブサイト関連費
- Google広告運用費: 10万円 → ウェブサイト関連費
- Instagram広告費: 5万円 → ウェブサイト関連費
- 予約システム開発費: 20万円 → ウェブサイト関連費
- YouTube用動画撮影・編集費: 15万円 → ウェブサイト関連費
ウェブサイト関連費に該当しないもの
- チラシ・パンフレットの印刷費 → 広報費
- 看板の制作費 → 広報費
- 店舗用POSレジシステム → 機械装置費
- 展示会出展料 → 展示会等出展費
- ロゴデザイン費 → 委託・外注費
ウェブサイト関連費を最大限活用する3つのコツ
コツ1:他の経費カテゴリと組み合わせる
例えば「新規顧客獲得のための販路拡大」という事業計画であれば:
- 広報費: チラシ10,000枚印刷(15万円)
- 展示会出展費: 地域の商業イベント出展(10万円)
- ウェブサイト関連費: ホームページリニューアル(12.5万円)
- 委託・外注費: ブランドロゴ制作(10万円)
このように、複数の経費カテゴリを組み合わせることで、全体の補助額を増やしながらウェブサイト制作費もカバーできます。
コツ2:「広報費」に分類できるものを活用する
印刷物として制作するものは「広報費」に分類されます:
- 商品カタログ(印刷物)→ 広報費
- 店舗用ポスター → 広報費
- DM(はがき・封書)→ 広報費
コツ3:賃金引上げ枠で上限を拡大する
ウェブサイト制作に多くの予算が必要な場合、賃金引上げ枠(上限200万円) で申請すれば、ウェブサイト関連費の上限は50万円まで拡大します。
従業員の賃金引き上げが可能であれば、この枠の活用を検討しましょう。
ウェブサイト関連費でよくある間違い
間違い1:ウェブサイト関連費だけで申請してしまう
ウェブサイト関連費のみの申請は認められません。必ず他の経費と組み合わせましょう。
間違い2:1/4の計算を間違える
1/4は「補助対象経費の1/4」ではなく、「補助金交付額の1/4」です。補助率(2/3)を掛けた後の金額に対して1/4を計算します。
間違い3:SNS広告を「広報費」で申請してしまう
SNS広告やリスティング広告はウェブ上の広告であるため、「広報費」ではなく「ウェブサイト関連費」に分類されます。この分類ミスは経費の修正を求められる原因になります。
間違い4:月額サービスの長期契約
補助事業期間内の費用のみが対象です。年間契約のサーバー費用を一括計上しても、補助事業期間外の月分は認められません。
まとめ:ウェブサイト制作を補助金で行うための戦略
持続化補助金でウェブサイトを制作する場合のポイントは以下の3つです:
事業計画書では、ウェブサイト制作の目的と期待される効果を具体的な数値で示すことが重要です。補助金AI なら、経費区分を踏まえた最適な事業計画書を自動生成できます。
📌 ウェブサイト関連費の1/4制限を正しく理解して、賢く補助金を活用しましょう。補助金AIで事業計画書を作成する →
よくある質問
持続化補助金でホームページ制作費はいくらまで補助されますか?+
ウェブサイト関連費は補助金交付額の1/4が上限です。通常枠(上限50万円)の場合は最大12.5万円、賃金引上げ枠(上限200万円)の場合は最大50万円まで補助されます。
ウェブサイト関連費だけで持続化補助金に申請できますか?+
いいえ、ウェブサイト関連費のみでの申請はできません。広報費、展示会出展費、機械装置費など、他の経費カテゴリと組み合わせて申請する必要があります。
SNS広告費は広報費とウェブサイト関連費のどちらに分類されますか?+
SNS広告やリスティング広告などのウェブ上の広告費は「ウェブサイト関連費」に分類されます。チラシや看板などの物理的な広報物が「広報費」です。この分類を間違えると経費の修正を求められるので注意しましょう。
1/4の上限は補助対象経費と補助金交付額のどちらに対してですか?+
補助金交付額(補助率を掛けた後の金額)の1/4です。例えば通常枠で補助対象経費75万円の場合、補助金交付額は50万円(2/3)なので、ウェブサイト関連費の上限は12.5万円(50万円の1/4)となります。
編集チームによる監修
補助金・助成金申請の実務知識に基づき記事を作成しています。最新の公募要領・審査基準に基づき、内容を定期的に確認・更新しています。
補助金AIで事業計画書を作成しませんか?
この記事を読んで補助金申請に興味を持った方は、補助金AIで事業計画書を作成してみませんか?質問に答えるだけで最短30分、行政書士の1/10の費用で完成します。
関連記事
GビズIDプライムの申請方法を図解で解説|持続化補助金の電子申請に必須
GビズIDプライムの申請方法を5ステップで解説。必要書類、取得にかかる期間(2〜3週間)、よくあるミスと対策を紹介。持続化補助金の電子申請に必須のGビズIDを早めに準備しましょう。
持続化補助金の対象経費一覧|何に使える?10カテゴリの詳細と注意点
持続化補助金で使える対象経費10カテゴリ(機械装置費、広報費、ウェブサイト関連費など)を具体例・注意点とともに解説。ウェブ費の1/4上限や対象外経費も詳しく紹介します。
持続化補助金の商工会議所への相談方法|予約の取り方・相談内容・事業支援計画書の依頼
持続化補助金の申請に必須の商工会議所への相談方法を解説。予約の取り方、準備すべき資料、経営指導員に相談できる内容、事業支援計画書(様式5)の依頼方法と発行までの流れを紹介します。
持続化補助金 賃金引上げ枠の条件と申請方法|最大200万円の補助を受けるには
持続化補助金の賃金引上げ枠なら最大200万円の補助が受けられます。申請条件(事業場内最低賃金+50円以上)、必要書類、赤字事業者の優遇措置、通常枠との比較を詳しく解説します。