ものづくり補助金
機械装置・システム構築費
機械装置・システム構築費は、ものづくり補助金の中核となる経費区分です。補助金申請額の大部分をこの区分で計上するケースが多く、最大1,250万円(通常枠)の設備投資が可能です。
機械装置・システム構築費の詳細
機械装置・システム構築費は、ものづくり補助金の中核となる経費区分です。補助金申請額の大部分をこの区分で計上するケースが多く、最大1,250万円(通常枠)の設備投資が可能です。
対象となるのは、事業計画に基づく革新的な製品・サービスの開発や生産プロセスの改善に必要な機械装置、工具・器具、専用ソフトウェア、情報システムの構築費用です。既存設備の単純な更新ではなく、生産性向上や新製品開発に資する「革新的な」投資であることが求められます。
特にものづくり補助金では「付加価値額の年率3%以上向上」「給与支給総額の年率1.5%以上向上」という数値目標が必須のため、導入設備による生産性向上効果を定量的に示すことが重要です。
対象となる経費
- 生産設備(CNC工作機械、3Dプリンター、成形機等)
- 検査・測定装置(画像検査装置、三次元測定機等)
- IoTシステム・センサー構築
- 生産管理システム(MES、ERP等)の構築
- ロボット・自動化設備
- 専用ソフトウェアの開発・購入
- AI・機械学習システムの構築
対象外の経費
- 既存設備の単純更新(革新性がない場合)
- 汎用PC・タブレット(専用利用の証明が困難な場合)
- 自動車・船舶(汎用性が高いもの)
- 不動産の取得
補助上限額・補助率
補助上限額
通常枠: 750万〜1,250万円、グローバル展開型: 最大3,000万円
補助率
1/2(小規模事業者は2/3)
機械装置・システム構築費の活用事例
機械装置・システム構築費を活用した補助金申請の具体例をご紹介します。
金属加工業の5軸CNCマシニングセンタ導入
800〜1,200万円従来の3軸加工から5軸加工に移行し、複雑形状の一発加工を実現。加工時間50%削減。
食品工場のAI外観検査システム
500〜800万円AI画像認識による自動外観検査システムを導入。不良品検出率を95%→99.5%に向上。
町工場のIoT生産管理
300〜600万円全設備にIoTセンサーを設置し、稼働率・不良率をリアルタイム可視化。クラウドダッシュボード構築。
機械装置・システム構築費申請のコツ
- 「革新性」を具体的に説明する:従来工法との比較、数値での改善効果を記載
- 導入設備による生産性向上を数値で示す(生産時間○%削減、不良率○%→○%等)
- 相見積もりは必須(50万円以上)。設備メーカーから仕様書・カタログも取得
- 付加価値額・給与支給総額の3年間の計画値を作成し、達成根拠を示す
機械装置・システム構築費に関するよくある質問
中古の機械でも対象ですか?
はい、中古品も対象です。ただし、3社以上から相見積もりを取得し、価格の妥当性を示す必要があります。また、故障リスクの説明も求められます。
ソフトウェア開発費も対象ですか?
はい、事業計画に基づくシステム開発費(設計、プログラミング、テスト費用)は対象です。外注開発と自社開発のどちらも可能ですが、自社開発の場合は人件費の按分計算が必要です。
導入後に目標未達の場合は?
ものづくり補助金では5年間の事業化報告が義務です。目標未達の場合、補助金の一部返還を求められる可能性があります。達成可能な目標設定が重要です。